頭皮の汗と脂と脱毛

 

多すぎる汗や皮脂は毛根や頭皮の負担となり、
その結果、抜け毛や薄毛につながるって

 

多くの人がそのように
思っているのかもしれません。

 

 

しかし、抜け毛の原因が
毛穴に詰まった皮脂や
ベタついた汗のせいなら、

 

あまり洗髪をしていなかった時代や、
髪の毛をあまり洗わない国の人々には、
薄毛の人が多いはず。

 

 

しかし、
そんなことはありませんよね。

 

 

果たして、その根拠は
どこにあるのでしょうか?

毛穴に皮脂はつまらない?

 

 

「皮脂」というのは
皮脂腺から分泌される
半流動性の油脂状の物質です。

 

 

肌や髪に潤いを与え、
乾燥を防ぐ役割をはたしてくれます。

 

 

その皮脂を
一番多く分泌するのが「頭皮」です。

 

 

そういわれると、
頭皮の毛穴には皮脂が詰まりやすいと
思われがちですが、

 

実は私たちは、毛穴に皮脂は詰まりにくい
生活習慣を過ごしているんです。

 

 

というのも、現代人の洗髪の頻度は、
平均的に1日〜2日に1回だそうで、
なかには1日2回という人もいます。

 

 

皮脂の分泌量は生活環境や食生活により、
昔に比べれば増えている可能性もありますが、

 

洗髪料の発達や洗髪の頻度などで、
私たちは毛穴に皮脂は詰まりにくい生活を
過ごしているのです。

 

 

もちろん、
清潔でない環境が
頭皮に何らかの悪影響を与え、

 

その結果、脱毛の原因になることは
あるかもしれませんが

 

「皮脂=毛穴の詰まり=脱毛」

 

という方程式は、
成り立たないのかもしれません。